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薬局では、あらゆる薬をお渡しする前にいろいろな質問をさせていただきます。質問には必ず正しく、きちんと答えることが大切です。そのために、自分自身の情報を把握しておきましょう。
  1. 他の医療機関にかかっていませんか?他の薬を飲んでいませんか?

 異なった医療機関から薬をもらい、ほかの薬を併用するときは、必ず現在飲んでいる薬について伝えましょう。薬の重複、間違った飲み合わせを防ぐための第一歩です。また、ときには薬の飲み合わせで予期せぬ症状が現われる場合があります。
  2. 体質的な問題はありませんか?

 卵や牛乳などのアレルギー、また、過去に薬を飲んで起こった体調の変化を伝えることで、事前に身体に合わない薬を回避することができます。そのほか、便秘・下痢になりやすいといった自分の体質について伝えてください。
  3. 妊娠中ではありませんか?

 妊娠しているかどうかはっきりしない時期、また、妊娠初期は特に大切です。もちろん、後期にも胎児に影響する薬があります。自己判断での薬の服用は危険ですので、妊娠していることを伝えましょう。
  4. 授乳中ではありませんか?

 薬の種類によっては、母乳に移行し、赤ちゃんに強い影響を与える場合があります。特に新生児は、過敏な反応を起こす場合がありますので、授乳中であることを伝えましょう。
 
お薬手帳の書き方
 お薬手帳は、あなたに処方された薬の名前や飲む量、回数などの記録(薬歴)を残すための手帳です。この記録があると、医師、歯科医師、薬剤師がどのような薬をどのくらい処方して良いのか参考にすることができます。また、複数の医療機関にかかったときの重複や飲み合わせのチェックもできます。
 まず、薬をより安心して使えるように、自分でこれだけは記入しておきましょう。よりあなたに合った薬を医師は選ぶことができます。
 
1. 既往症(現在や以前にかかった病気)の有無
2. 薬に対するアレルギーの有無とその症状
3. 食物に対するアレルギーの有無とその症状
4. 薬を飲んだあとの体調の変化
5. よく飲んでいる一般用医薬品(市販薬)や健康食品
 
 医療機関、薬局に行ったときは必ず提出してください。薬局で一般用医薬品や健康食品を買ったときにも記入することを忘れないようにしましょう。